未知の技術に直面しても自ら調べ乗り越える。
大手企業のキャンペーンサイトから個人商店のサイトまで多種多様なサイトをこなし、世の中がわくわくするような仕組みも多く生み出してきたキュービットですが、ここまでのストーリーをご存じではない方が多いと思います。
ここまでこれたのは、とにかく作ることが大好きで、小学生の頃からずっとプログラムに情熱をかけて一生懸命打ち込んできただけです。
・・・・とかっこよく言いましたが、簡単な道ではありませんでした。
大学時代、周りが続々と就職や大学院への進学に成功する中、自分は大学院に落ち劣等感で苦しみました。
その後もアルバイトを転々とし、IT企業を受けるも不採用が続きました。
まさしくあの頃は辛い時期でした。
しかし転機は訪れました。
大学の時に知り合った経営者の方から誘われ週2時間の仕事を始めました。
それをきっかけとして様々な仕事に携わる事ができるようになりました。
その後、「缶コーヒーのキャンペーンで、携帯から抽選応募できるシステム構築の仕事」の依頼が来ました。
技術的にもスケジュール的にもかなり難しい挑戦でしたが、そこは自分の「未知の技術に直面しても自ら調べ乗り越える」というポリシーのもと、無事完成させました。
それがキッカケで、大手企業やキャンペーンサイトなど続々と仕事が舞い込むようになりました。
そして、2001年に株式会社キュービットが設立しました。
ファーストクラスの仕事をビジネスクラスの価格で提供する。
キュービットを、経営者としても技術者としても率いているしていると言われていますが、お話した通り簡単な道ではありませんでした。
設立して終わりではないんですよね。ここからが本当のスタートでした。
実は会社を設立した当時、経営ノウハウがなかったんです。ですが営業なしの口コミだけで、8期目まで黒字を続けました。
それだけキュービットの技術力を買ってくださった企業様がいたのですよね。ありがたいことです。
「ITバブル崩壊」「リーマンショック」という2つの経済不振で会社の危機が訪れたこともありましたが、持ち前の「未知の技術に直面しても自ら調べ乗り越える」という力を発揮し、経営とマネジメントの勉強に明け暮れました。
もちろん勉強だけではなんともならなくて自分の役員報酬を0にして、私財を会社に入れ続けたこともありました。
でも仕事への情熱はどんな時でも変えなかったんです。
「ファーストクラスの仕事をビジネスクラスの価格で提供する。そして、エコノミークラスの価格では提供せず、安売りは一切しない。」
これは価格競争に巻き込まれないようにし、品質にもこだわり、顧客満足を最大限高めていきたいためです。
高品質なものにこだわっているので、価格の関係で他社へ流れていったクライアントもありましたが「安かろう、悪かろう」ということに気が付き戻ってきていただけるのです。
品質にこだわることで大きな「信頼」を得ることができるのではないかと思っています。
次世代への架け橋をしていきたい。
15期を超えたあたりか、長く続いてすごいよねと言われることが増えて来ましたが、私はキュービットが完成形だとは思っていません。今もまだまだ成長途中です。
私自身も、単なるエンジニアからやっと経営者の入り口に立てた状態だと思っています。
今までは、若さと運だけで乗り越えて来たように思います。
これからが本当に実力が試される時だと思っています。
そして世の中に驚きと感動をもっとたくさん提供していきたいとおもっています。
今後は、インキュベーション事業やベンチャーの人たちにシェアオフィスを提供したいと思っています。
ノウハウを伝えながら相互支援的な関係を築くなど、次世代への架け橋をしていきたいと考えています。
仕事への情熱とポリシーを忘れずどんな時でも「物作りを楽しむこと」を胸に、前進を続けていきます!そんなキュービットに今後とも期待してください。